エレキベースのレッスンの進め方

さわのGuitar lab.のエレキベースレッスン

ベースは特別目立つパートではないものの、ドラムとともにリズム隊と呼ばれ、バンドの要としてなくてはならない存在です。また、弦楽器としての多様な奏法を扱える楽しみと、リズム楽器として全体を陰でコントロールしていく役目を兼ね備えており、そこには音楽の面白さがぎゅっと詰まっています。

この楽器を選んだあなたはかなりの音楽通だと思いますが、レッスンで技術・感性・知識をバランス良く磨けば更に深く音楽を楽しめるようになるはずです。ぜひ一緒に頑張りましょう。

レッスン内容

レッスンで行う内容の一例です。実際のレッスンでは一人ひとりその時点での技術、目標、普段の音楽との関わり方などさまざまな面を考慮し進め方を決定します。

初級者の方

  • ベースの構え方や機材の使い方
  • ダウンピッキング
  • オルタネイトピッキング
  • 指弾きの基礎
  • 音価をキープする練習
  • 左手のポジション移動
  • ハンマリング・プリング・スライド
  • 拍の表と裏の感じ方
  • 基礎的な音楽理論

初級コースでは基本的な構え方や機材の扱い楽譜の読み方などを学びます。特にベースはリズム楽器として演奏のテンポをキープするという重要な役割を担うためリズムトレーニングはかかせません。

まずは、音符の種類や拍の取りかたを理解し、音価を守った正しい演奏を身につけていきましょう。また、ベースは指弾きとピック弾きの2つがありますがどちらにもメリット・デメリットはありますので最終的には使い分けできることが理想です。演奏する曲に合わせて変えられるよう、ここでフォームを固めていきましょう。

中級者の方

  • 左手のエクササイズ
  • 3連符系のフレーズ
  • 16分音符のフレーズ
  • ポリリズムやシンコペーション
  • ピックを使った弦跳びフレーズ
  • シャッフルのベースライン
  • ゴーストノート
  • スラップの基礎
  • 前め・ジャスト・重めの拍の取り方
  • コードやスケールの理論

中級編ではリズムのバリエーションを増やしていきます。音符の種類として、3連符や16分音符にチャレンジするだけでなく、拍に対して前や後ろめのタイミングで発音することで全体の流れをコントロールしていくという感覚を鍛えます。

全ての音楽がタイミングにぴったりと合っていればいいというわけではありません。奏者は生身の人間ですので実際の演奏では早くなったり遅くなったりすることもあります。それを冷静にジャストでひいて流れを落ち着かせたり、敢えて煽って盛り上がるよう焚きつけるなど演奏を演出するのがベーシストの大事な役割でもあります。

そのためにもまずは自分が更にリズムの変化をシビアに感じ取れるようにならなくてはいけません。リズム感を徹底して鍛えていきましょう。

上級者の方

  • ソロベース
  • テクニカルなスラップフレーズ
  • ベースラインの創作
  • ジャムセッション
  • サウンドメイキング
  • ジャンル別リズムの感じ方
  • グルーヴの生み出し方

上級編としてソロベースやスラップ奏法にチャレンジします。ここまではリズムに対する理解を深めてきましたが、コード理論に基づいてフレーズがつくれたり、スラップ奏法を取り入れることで演奏に幅が広がります。

また、そこにそれぞれの場面でどんな音作りで臨めばかっこよく聴こえるか音の追求もしていきます。エフェクターやアンプの設定だけに頼るのではなく、ピッキングや右手のタッチの角度といった自らの技術で音に変化をつけれるようになればジャンル問わず活躍できるようになるでしょう。

リズムが安定していて、音やフレーズもかっこいいベーシストはどんなバンドでも重宝されます。ぜひセッションやバンド活動などを通じてどんどん音楽仲間を作って楽しみましょう。

ベースはこんな方におすすめです

  • リズムを感じるのが好きな方
  • リズム感を鍛えたい方
  • 縁の下の力持ちのような立場で頑張りたい方
  • ストイックなトレーニングが好きな方
  • 低音に魅力を感じる方
  • スラップで目立ちたい方
  • 色んな楽器とアンサンブルしたい方