クラシックギターの弦を久しぶりに替えた
最近さぼってたんですが演奏に向けて愛器カトリン・ハウザーの弦を久々替えました。
写真だとあんまりわかんないけど4弦が錆びてすごいことに。こうなると音ももそもそしてかなり抜けが悪くなります。
普段は大体2週間に1回ぐらい弦を変えるのですが、突然の出費と重なったりしちゃうんですよね。今回は多分一か月ぐらい粘ってたかも。
ちなみに弦はいつもサバレスカンティーガARJ510を張ってます。
これは張りの強さ(テンション)が低音はハード、高音はノーマルと異なる2種類が組み合わせてあるタイプです。
これ弾くとよくわかるんですけれど高音は硬いと押さえにくいし、ima 指は細いので負担が大きくなりがちなんですよね。だからといって低音まで柔らかいと力強く弾きたい時にベロベロって締まりがない感じになってしまいます。それを解決してくれるのがこの組み合わせたタイプ。超画期的です。
①ギターの弦を外します
ペグをくるくる回して音を外していくんですが正直か弱い僕が全ての弦を手で回して外すのはかなりしんどいです。ということで今回はこの秘密アイテムを使っていきます。
ストリングワインダーってやつですね。
この先っぽをペグに挿してくるくる回すことで簡単に鍵を外したりつけたりすることができます。長年使っているのボロボロ。
最近は電動のものも出てるそうですがなんかさすがにそこまでやる必要はないかなっていう感じでこちらを使っています。300円ぐらいで買えるし、これ使うだけでかなり早くなるので必須アイテムです。
ではさっそく。失礼して。
ささっと弦を外していきます。
くるくる
全部取れました。
ハウザーのラベルも輝いています。というかスマホのライトで輝かせました。
②ギターを拭きます
弦を外したらあんなとこからこんんなとこまできれいに拭いてあげましょう。
ネックやフレットも意外と汚れていたりします。
きれいになったら弦をつけていきます。
③クリアトーンで弦をつけます
僕はブリッジに現代ギター社のクリアトーンを使っています。
これをつかうとブリッジに対し弦が鋭角に圧力がかかるので音が明るくなります。横から見るとこんなかんじ。
最近よくあるダブルホールのブリッジと同じ効果ですね。こっちのほうが手軽だしブリッジを傷つけずきれいに保つことが出来るのでずっと使っています。
ではこちらを使って弦を取り付けていきます。
まずヘッド側からブリッジに弦を通します。
クリアトーンの横穴に弦を通します。
クリアトーンの縦に空いてる穴に弦を通します。
そこにできた輪っかに下から弦を通します。
ブリッジに押し当てたまま引っ張ります。
できました
あとはヘッド側を結びます。こちらも穴に通す。
糸巻きの上を通し手前に弦を戻してきます
ナットと糸巻の間に張ってある弦の下を右からくぐらせます。
できた輪っかに通します
上までぐっとひっぱります。
あとはひたすら巻きます
これを6本分繰り返します。
出来上がるとこんなかんじ。
あとはこのひげを切って完成。
美しい。弾いてみると音がぶりんぶりんしてて気持ちいいです。いつも早く替えときゃよかったって思うんですよね。
今回写真撮りながらやったら2時間ぐらいかかったんですが慣れると6本で20分ぐらいでできるようになります。
1セットせいぜい2000円弱なんでぜひこまめに替えましょう。